トレードアナライザーとは
トレードしていたら分析したくなりませんか?どういうトレードして失敗したんだろう…..どういう手法が期待値が高いんだろう…..?トレードアナライザーは自分の行ったトレードを色んな角度から分析をしつつ、日々のジャーナルやタイムラインの記録を作っていくというWebアプリです。
基本的に開発している私自身が使っていて必要としているものがメインの機能になっています。
- 約定履歴からのトレード分析
- ジャーナル作成(日と週や月のまとめ、検索機能など)
- 各トレードに対しての手法の設定と分析・pips別分析など
- カレンダー・市場別・年間分析
- タイムラインによる感情記録
このアプリを作った経緯
トレードの記録を付けるWebサービスが存在しなかった、という単純な理由です。おそらくスマホアプリでは存在するのかも知れません。しかし私が探した限りでは、PCで使用できるトレードの記録や分析を一つにまとめたWebサービス(アプリ)はありませんでした。
MT4でトレードしている人にはMyFXBookというWebサービスがあります。このサービスはMT4と完全同期するため、ポジション保有時のドローダウンまで見えるという優れモノです。しかしMT4は国内業者ではほとんど使えませんし、アプリ側にポジション保有状況まで全て提供することにはセキュリティ面での不安もあります。
そこで自分が使っていたヒロセ通商 LION FXの約定履歴から、スキャルピングのための簡単なアプリを作ってみたいと思ったのがきっかけでした。
なんで無料公開してるのか
単純にこの程度ではお金は取れないと感じているからです。そして誰かに使ってもらって喜んでもらえるということは、運営するうえで一番のモチベーションになります。
また、現在本物のトレーダーが勝つためのヒントを提供してくれていることは、ありがたいことだと思います。私自身も一人のトレーダーとして何ができるのかを考えたときに、こういったウェブアプリで貢献できることは嬉しいことでもあります。
この仕組みがユーザーにとってはベスト
このユーザー登録なし、DB(データベース)もローカル保存、というスタイルはユーザーからするとあらゆる面で最高です。
まず、ユーザーを登録する必要がないので、Webアプリに対してメールアドレスやユーザー名などの個人情報を提供する必要がありません。さらにデータがユーザーのPCに保存されるということは、当然取引の内容や資産の推移などといった情報もWebアプリに対して収集される恐れもありません(詳しくはデータの安全性についてをご覧ください)
そしてこれがいちばん大切なところですが、スピードが圧倒的に違います。本来データはネット上にありますから、ログインして取引履歴を読み込むと時間がかかります。ページや分析を開くたびに数秒かかるというユーザー体験はストレスが溜まります。
しかしこのアプリではそれらの機能を捨てることで、利用者の使いやすさの向上につながっています。つまり、ユーザー登録なし・ローカル保存という仕組みは、セキュリティ、プライバシー、パフォーマンスすべてにおいてユーザーファーストな設計なのです。
開発者の立場から見て
では、Webサービス開発側の視点から見てみましょう。ユーザー登録なし、DBなし、ということはアクセス解析以外にユーザーの情報が一切ありません。ユーザーに対して一斉にDMを送ることも出来ません。何人がいつ利用しているのかすらわかりません。公開・運用するメリットは殆どありません。
でもそれでいいのです。そもそも私自身が最大のユーザーなので、この優れたユーザー体験を損ないたくありません。
開発者側にもメリットがないわけではありません。最大のメリットは開発費用を抑える事ができるという点です。ユーザー登録や外部データベースの構築には大変な手間がかかります。当然これらを省くことでよりコストを抑えたスピーディーな開発が可能になります。また利用者の情報を預かるという責任から開放されます。
こう考えてみると、開発者・ユーザーともにメリットのある設計かもしれません。(マネタイズさえできれば😅)
今後について
Webサービスを運営するということは少なからず運営費用がかかります。この投資界隈にあるまじきことですが、現時点でマネタイズは何も考えていません。ユーザーが今後増えていってくれたら、いつか大手がアプリを買い取ってくれる、というありえない夢を妄想しながらゆっくり制作を継続していこうと思います。



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